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世界経済情勢~地域によりまちまち

世界経済情勢は、地域によりまちまちの様相にあり、全体としては調整局面にあります。パンデミックの影響が緩和されたインド、ロシアなど新興国は好調です。資源輸入国の欧州は軟調、米国は天然ガス輸出が伸びるなどして先進国の中では相対的に堅調を維持しています。中国景気は、政府景気刺激策により下支えされているものの、不動産市況が悪化し、IT関連が停滞して外需も伸び悩み、減速しています。米国を中心とした対中投資規制の影響が持続的に効きはじめています。


産業別を見ると、製造業はサプライチェーンの目詰まりが解消したものの、現在は在庫が積み上がり景況感が失速、サービス業は金利見通しの変化により、インド、ロシア、中国などで金融・保険セクターに牽引され好調です。


2024年は、先進国経済を中心に調整の年となりそうです。中国経済は不動産市況と外需が重石となり力強さに欠き、インドや資源国が好調な年になると見られます。総じてみれば経済情勢に大きな変化がなさそうな一方、台湾、ロシア、韓国、インド、米国にて選挙がある選挙イヤーです。選挙を受けた政治情勢の変化は今後の5年、10年を占う上でカギとなる年になりそうです。


世界のGDPに占める日本の割合は1994年が17.8%、2023年は4%となりました。世界史的展望として、自由貿易を維持できており、覇権国との関係も良好である以上、一けた台後半に復活する道のりはあるはずです。それは少子高齢化、労働力不足を錦の御旗とした諸々の改革であり、伝統を他の国家より長く持つ日本の特権は、他民族、他国家と関わることで歴史を作ることであり、目に見えない新しい様式を目に見える残骸的形式に置き換えるべく、勝利と敗北、競争環境の創出です。

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