待望の規制緩和へ~資産運用業
11月12日付日経新聞朝刊によると、金融庁は資産運用業において規制緩和をする見込みです。2024年通常国会にての法案提出が目指されます。大手が圧倒的に市場シェアを握る投信市場において、小規模運用業者、海外勢が不利にならないよう資産管理部門をもたなくても参入が可能になる見込み...
IMFが世界経済見通しを発表~低成長が中期的に続く
10月10日にIMFは四半期毎の世界経済見通しを発表しました。2024年の世界の実質GDP成長率を+2.9%とし、前回より0.1%ポイント下方修正しました。 中期的な見通しとして、5年後の経済成長率は同+3%前後としました。過去4半世紀の世界経済成長率は、中国、新興国経済が...
次期主力産業の国内運用業界に思うこと
日本は少子高齢化の長期見通しにおいて、製造業立国から次の、金融所得への依存度を高めようとするフェーズにあります。その中で第一次岸田政権発足時に掲げられた「新しい資本主義」は、目立ってませんがセオリーに則りあるべき姿をディレクションしています。戦後、製造業立国に適した封建的な...
中国経済の正念場
中国の4-6月期の実質GDP成長率は前年同期比+6.3%の伸びとなりました。一方、方向性をより反映する前期比では年率同+3.2%となり、1-3月期の同+9.1%から減速感が強まりました。足元の不動産市場は軟調に推移し、物価はデフレが懸念されています。日本のバブル崩壊後を連想...
ブリゴジンの乱
ロシアの23年1Qの実質GDP成長率は前年同期比▲1.8%減となりました。石油産業を含む鉱業は同▲4.9%減となり、西側経済制裁の影響が見て取れます。一方、ウクライナ侵攻前の2019年の実質GDP水準を100とすると、足下は100をやや上回る水準にあります。第一次産業、サー...
世界経済はサービス関連が下支え
世界経済は先進国、新興国ともにサービス産業に牽引され拡大が続いています。先月から大きな変化はなく、観光、レジャー、金融関連などが好調である一方、製造業全般は不調で製品価格は軟調に推移しています。時代をけん引してきたスマホは、世界普及と高性能化により新規需要が低下中です。 -...
金融不安も世界景気は底堅く推移
世界景気は底堅く推移しています。4月のグローバルコンポジットPMI(JPモルガン)は54.2 となり、3月の53.4から上昇しました。指数に示唆される世界経済の拡大は3カ月連続となりました。サービス産業の拡大が主で、金融、保険が活況で同指数が13年ぶりの高水準となったインド...
チャットgpt、なんぞ?
2020年代に入り、コロナ流行、ウクライナ戦争を経験しました。欧米主要国の金融政策は呼応し大規模緩和、引き締めを経て次のフェーズを探っています。アジア域内では、コロナ禍でのIT関連特需が剥落し、韓台テック企業が苦戦しています。米中情勢緊迫化のあおりも加わり、韓国サムソン電子...
世界景気に跛行色
グローバル製造業PMI(JPモルガン)は2か月連続で上昇し、好不況の境目となる50を上回りました。世界景気に先行性がある同指数は反転しています。米国での銀行破綻の影響は小さいとの見方に立てば中国経済の持ち直しにより、世界景気は回復基調にもどりそうです。...
米国の利下げ観測は後退
国際金融市場は米国の金融政策を注目しています。今後数か月間は、米国雇用統計、物価統計の単月の動きに敏感になります。次いで小売統計やサービス市場関連の統計も、現状の課題、見通しを補完する材料として市場を振る展開が続きそうです。...