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米国の物価に落ち着きの兆し

世界経済は減速しています。10月のグローバル製造業PMI(S&P)は49.4となり3カ月連続で減少しました。先行性のある新規受注在庫指数が大幅に落ち込んでおり、この傾向は数か月間続く見通しです。米国、欧州圏での利上げや中国でのゼロコロナ政策堅持による需要サイドの下押し圧力が供給サイドに反映されています。


金融市場で注目されていた10月の米国の消費者物価指数は、前年同月比+7.7%と事前予想を下回りました。今後の米国物価見通しについては、財価格に続いてサービス価格のピークアウトがいつになるかをめぐり雇用統計が一層注目されそうです。


国際金融市場は物価と金融政策、ウクライナ情勢などを軸に目先動く中、タイやインドネシアなど東南アジア経済は好調です。同地域と貿易面で関係の深い中国経済はインフラ投資頼みとなり、全体的な財輸出は伸び悩んでいるものの、供給サイドでの半導体不足は解消されつつあることや観光業の回復によりアセアン景気は相対的に底堅く推移しています。


自分には一生理解できないだろうと思われていたことを、思いがけない出来事により一瞬に悟ることはあるものです。予期せぬ悲劇であっても、不明が明らかになることで確信となり、前進の糧となりえることは老いる喜びです。国レベルにおいても実感は成長につながるということ、いつも悪いことばかり、ではないことを控えめには言ってもよいのではないかと思います。

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