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世界景気に跛行色

グローバル製造業PMI(JPモルガン)は2か月連続で上昇し、好不況の境目となる50を上回りました。世界景気に先行性がある同指数は反転しています。米国での銀行破綻の影響は小さいとの見方に立てば中国経済の持ち直しにより、世界景気は回復基調にもどりそうです。


米国の2月の雇用統計は内容に強弱が入り混じるものの、全体としては労働市場正常化の方向性が示唆されたと見られています。直近にシリコンバレー銀行が破綻しており、FRBはあと1回程度重要指標の結果を見て金融政策の方向性について自信を深めると見ます。


中国経済はゼロコロナ政策の緩和により、供給面、需要面ともに回復途上にあります。3月に今年の全人代が開催されました。米国の対中規制強化を受け、半導体生産などで新型挙国体制をとることが報じられています。


中国景気の回復は報道の論調よりは早そうな一方、カナダ、オーストラリアでは住宅市場の軟調などにより一部のアングロサクソン系国家に利上げの打ち止め感が出ており、米国では利上げに起因したクレジットイベントが発生しました。景気の跛行色が強まる中、米中の周辺国では、米中デカップリングの景気への影響がどの程度なのかを知る試金石の年となりそうです。


日本では、円安と円高のどちらがよいか議論が割れていると報道にありました。資源小国での、“一貫した”通貨高政策はカンフル剤、もしくはドーピングのようなものです。輸出産業の収益性低下を上回る内需産業の設備投資もしくは合理化による生産性上昇、海外人材誘致による新産業育成などについて、展望、設計、時間を見極める作業が必要になります。

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