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チャットgpt、なんぞ?

2020年代に入り、コロナ流行、ウクライナ戦争を経験しました。欧米主要国の金融政策は呼応し大規模緩和、引き締めを経て次のフェーズを探っています。アジア域内では、コロナ禍でのIT関連特需が剥落し、韓台テック企業が苦戦しています。米中情勢緊迫化のあおりも加わり、韓国サムソン電子の1Q決算速報では、営業利益が前年比96%減となりました。資金を米国、技術を日本、市場を中国に求め、グローバル経済の黄金期に最適化されたビジネスモデルは、中国企業の追い上げもあり斜陽が忍び寄ります。一方、中印での新車販売は好調で、コロナ禍をはさみ景気のけん引役に入れ替わりが見られます。


グローバルな金融市場では、急ピッチな基軸通貨ドル利上げによる副作用により、先月には欧米金融機関に連鎖したクレジットイベントが発生し、新興国からの急激な資金流出も意識されるようなりました。途上国61か国が債務危機に直面していると報じられています。スリランカの外貨準備は危険水域の3カ月分を大きく下回る輸入1か月分程度となり、通貨下落と急激なインフレが進行しています。


一連の金融不安が高まる中、3月の米国の消費者物価指数は上昇率が鈍化しました。コア指数には粘着質的な上昇圧力が加わるものの、ヘッドラインは市場予想を下回る結果となったことから、利上げの終わりは近そうです。今夏に米国での利上げが打ち止めとなり、国際対応により金融不安が落ち着き、かつ特段なイベントがなければ数年程度は穏当な景気と物価の推移が期待できそうです。


主要国では対話型AIのチャットGPTの普及が加速しています。パソコンやインターネットの出現と同等以上に革命的であるとも言われています。プライバシー問題、教育、アングラでの悪用、AIが進化し権威性を獲得すれば国家レベルでの思想統制、商用での洗脳ツールになりえるなど懸念点はいろいろあるものの、生産性としてはホワイトカラー、ライター、プログラマーなどの一般業務に大きな影響を与えると言われています。歴史を見れば新しく、革新的な技術であるほど導入への抵抗は大きくなります。壮大な試行錯誤が続きそうです。

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