来年の景気
世界経済は来年春くらいから持ち直すとの見方が多いようです。1年前は今年後半に回復基調に戻るとの見方がコンセンサス的でしたので、半年ほど後ズレしています。 そこからさらに半年~1年程後ろ倒しになると見ます。足元で主要国製造業の景況感には底打ちの兆しがみられる一方、感覚的となり...
混沌さを増す世界経済、日本での大嘗祭
11月発表の米国、中国、欧州、日本の経済統計データは弱含みました。中でも中国の主要経済指標は弱い内容となりました。 ・中国経済 中国の10月の固定資産投資は過去最低水準の低い伸びとなり、消費は自動車、家電販売の不振などで弱く、輸出は前年同月比でマイナスとなりました。...
世界経済、ラグビーW杯
1.世界経済は米中貿易戦争の影響により主要国経済指標の悪化が続き、悲観論が高まっています。 直近の米国上場企業の収益見通しが減益予想となる中、米株市場は悲観論と、企業業績の底入れ感が出はじめIOT産業が動きだし金融緩和に下支えされ持ち直す、などの楽観論が交錯しています。 ...
世界経済、自然との共生
世界経済、自然との共生 世界経済は米中貿易戦争の影響がじわりじわりと効き悪化方向にあります。 今年後半以降の景気回復は、各国政府、中央銀行の政策頼みの様相です。貿易活動の鈍化を世界的に内需で下支えする構図は、リーマンショック後の2009年と似ています。異なるのは、景気変動の...
米国は中国を為替操作国に認定
直近の主要国経済は、全体観として外需、設備投資の落ち込みを住宅市場、消費がカバーする傾向が続いています。 新たなイベントとして、今月5日、米国は中国を為替操作国に認定しました。 ・株式市場への影響 欧米アジア各国の株式市場は大幅な下落となりました。...
重要な数週間
ここ数週間は恐らく今年に入り重要な数週間となりました。G20 では日本が議長国となり、米中貿易戦争は一時休戦となりました。直近に米国FRBは利下げバイアスを強め、欧州のECBも連れるとの観測が広がっています。米株は利下げ期待で最高値を更新しました。...
相対的に好調なインド経済、日本での老後の資産形成
直近に発表された中国の経済統計は強弱まちまちでした。輸出は予想に反して減少、輸入は拡大し、貿易黒字の減少幅が拡大しています。対米輸出の減少幅が大きく、今後米中貿易交渉で合意に至っても輸入が拡大することにより、経常収支の黒字は縮小に向かう公算が大です。...
令和の新時代へ
中国の景気は、足元で持ち直しを示唆する経済指標の発表が続いたものの、米中貿易戦争の深刻化により、景気を楽観視する見方は早くも打ち消されつつあります。 米国の現政権はロシア疑惑を乗り切りつつあります。自ら仕掛ける貿易戦争により引き起こされかねない株価下落にも、その政権基盤への...
中国経済~悲観論が後退、新元号の発表
1.中国経済~過度な悲観論が後退 昨年秋以降、世界経済は弱い指標の発表が続き下振れ懸念が強まりました。 昨年10月に中国の製造業PMI(財新)が急低下し、年始に欧州でユーロ圏自動車生産が前月比マイナスになるなど、中国を起点とし、英国のEU離脱問題も影響して各国の輸出や生産、...
中国で全人代が閉幕
中国、欧州で発表された最近の経済データは急速な減速を示しています。世界経済における関心事の一つは、年後半に景気が持ち直すかどうかです。 世界経済全体は、米国の消費に下支えされており、雇用が悪くないことなどによります。雇用は遅行指標ですので、今後悪化しても後1年くらいは持...