上昇が続く米株式
世界経済は、製造業をけん引役として回復が続いています。2月のグローバル製造業PMI(IHSマークイット)は53.9となり、前月より0.3ポイント上昇しました。足元では原材料費の高騰などによりインフレ圧力が高まっています。...
世界経済~回復基調を維持
世界経済は勢いを欠きながらも製造業をけん引役に回復基調を維持しています。米国で議会のねじれが解消され増税への懸念が高まる一方、主要国でのワクチン接種進展や中国景気の回復がプラス要因になっています。 米国経済は製造業ISM指数が高水準にあるなど、回復基調を維持しています。中国...
制約下でのこころみ
世界経済は回復基調にあるものの、コロナ感染症拡大の影響により、英国、欧州、日本の景気は下振れています。コロナ第3波が襲来している国、地域では、ワクチンの展開が今年の景気を大きく左右しそうです。中国経済は、回復傾向が続いています。輸出が好調でコンピューター、地域では欧米向けが...
RCEPの締結、試練の米国
世界主要国の景気は回復経路にあるもののその勢いは鈍っているようです。11月のグローバル製造業PMI指数(IHS)をみると50台半ばで小幅に上昇しました。ユーロ圏は40台半ばとなり前月より景況感は悪化しました。欧州各国は経済よりもコロナ感染症防止に軸足を置きつつあります。米国...
米大統領選後の国際金融市場~米株が上昇
11月3日に投票された米国の大統領選挙の後、先週末に民主党のバイデン候補は勝利宣言をしました。正式な確定はしていないものの、バイデン氏と各国首脳間との電話会談が報じられ、次期政権を睨んだ流れは優勢のようです。 国際金融市場では、米国FRBの低金利政策へのコミットメントがなさ...
世界経済は跛行色を強めながら回復傾向
世界の景況感は各国/地域間、産業間で跛行色を強めながら全体としては回復基調にあります。9月のグローバルPMI(IHS発表)は8月より若干低下したものの、好不況の境目となる50以上を保ちました。米中欧いずれも50以上となり、日本は40台後半での上昇が続いています。先行指標の上...
日本の金融・経済政策と第4次産業革命
以下、長文、雑感となり失礼いたします。 米中覇権争いのはざまで、次世代を考えた日本のかじ取りは難しさを増しています。 最近、ドイツが対中宥和姿勢を硬化し、西側諸国による対中包囲網が強化されていることが報道されました。欧米自由主義圏と中国、ロシア、新興国経済のデカップリングの...
世界経済~足元の景況感は二極化へ
主要国の政府・中銀は、断続的に経済下支え策を打ち出しています。最近の統計データは、中国が回復基調にある一方、欧米は厳しい状況にあることを示しています。こうした中、米国は対中半導体政策を転換したとみられます。 中国経済は想定以上に回復しています。4-6月期のGDPは前期比+1...
稀な時代
1.世界経済 世界主要国の6月に発表された製造業PMI指数は急速な回復が見られます。今年4月を底に各国景況感は改善しています。年後半の主要国経済は、コロナ第2波への対応が大きく左右しそうです。 感染拡大が懸念される国々では部分的なロックダウン、休業要請が検討されています。2...
進路の維持
世界経済は、主要国により発表、実施された大型経済政策と足下での経済活動の再開、コロナワクチン、治療薬実用化への期待感などから、底打ちの兆しも見られます。米国では5月に発表された失業率が予想外に低下し、大規模財政により雇用市場は思ったより悪くないとの見方もではじめています。...