中国で全人代が閉幕
中国、欧州で発表された最近の経済データは急速な減速を示しています。世界経済における関心事の一つは、年後半に景気が持ち直すかどうかです。 世界経済全体は、米国の消費に下支えされており、雇用が悪くないことなどによります。雇用は遅行指標ですので、今後悪化しても後1年くらいは持...
米中の金融政策は緩和バイアスが強まる、ほか
1.米中の金融政策 米FRBは1月30日発表のFOMCにて利上げサイクルの終了を示唆する声明を出しました。 中国人民銀行の発表によると、1月の新規人民元建て融資額は市場予想を大幅に上回り、金融緩和姿勢を強めたことが鮮明になりました。内訳を見ると法人向け貸出額が大幅に増加して...
英国でのEU離脱案否決ほか
15日、英国では欧州と合意されたEU離脱案が議会により大差で否決されました。ポンドに大きな変動はなく、英国、欧州の動揺は織り込み済みだった模様です。 メイ政権は合意なき離脱、再合意案の提出、離脱延期、退陣などの選択を迫られています。混沌とした状態は続くものの、金融市場からの...
新年あけましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。 2018年は会社を設立し記念すべき年になりました。IT顧問、代理店、パートナーの皆様のご協力を得て物販と情報配信事業を開始しました。 2019年はお客様、パートナーの皆様に愛される製品・サービスを引き続き目指し、規模の...
中国経済、日本の入管法改正
中国経済はインフラ投資が一定の下支えをしながらも、コントロールされ減速しています。 12月に発表された指標から消費は先月に引き続き減速していることが確認されました。PMI新規輸出受注指数も先月に引き続き低下しました。住宅政策は価格高騰と家計の債務残高の上昇を受け、需要と供給...
国際情勢と北方領土問題
足下で国際情勢は大きく動いており、内外で転機を迎えています。 18日のAPEC首脳会談では初めて首脳宣言の採択が断念されました。 米国が対中政策を硬化させたことにより、世界経済は下振れのリスクシナリオが実現したと見ます。国際金融市場は荒れ模様が続きそうです。経済に道義はあっ...
5-10年後の世界
米中貿易戦争、朝鮮半島情勢の変化、英国のEU離脱をめぐる紛糾など、5年後、10年後の世界はどうなっているのか知りたくなります。 古人いわく、平凡な人間は、日々の内的、外的に体験する全体をただの事実の系列とし、その日その日を満喫しているのみです。 ...
米国株市場、世界経済、日本の自民党総裁選
1.ダウが最高値更新 米国市場では、21日のダウが終値で連日の最高値を更新しました。 米国による利上げ局面で新興国の金融・通貨不安も重なり、米国市場に資金が還流しています。 懸念される貿易戦争は、世界経済にネガティブな一方、国内経済の保護を目指す米国市場には悪くない、と解釈...
国際金融市場~当面波乱はなさそう
はじめて遭遇するもの意外なものに対し、たいがいは奇異なもの、とやり過ごされます。現状の延長線上でとらえられた後、規模・問題が大きくなり始めて、新しいこと、と認識されるのではないかと思います。 ‐ 過去30年、1987年のブラックマンデー、1998年のアジア通貨危機、2008...
G20と貿易戦争
G20と貿易戦争 今年に入り米ドルは人民元に強含んでいます。為替レートは2国間の景況感格差に影響されます。貿易戦争は米が優勢、と幾分であれ市場は判断している可能性があります。 週末に米大統領は中国からの米国向け全輸出製品に相当する5000億ドル分に関税かける用意があ...
