top of page

新着情報

米国経済は足下失速


世界景気は拡大しているものの勢いを欠いています。2月のグローバル製造業PMI(JPモルガン)は51.5となりました。好不況の境となる50以上にあるものの、1月の51.8から低下しました。


世界経済をけん引していた米国経済は、政策発動をめぐる不透明感や財価格の上昇などから総じて需要が減退し、サービス分野の減速感が強くでて失速しています。2月の同PMI速報値は、50.4となり1月の52.7から急落しました。3月に発表された雇用統計、消費者物価指数はともに弱い内容となりました。


ドル円相場は、先月に、トランプ関税の発表により、インフレ圧力の強まりから指標発表の結果を契機に反転含みと予想しました。実際に発表された3月主要経済指標は、雇用、物価ともに弱く、政策金利について米国利下げ、日本利上げの方向感を変更するには至りませんでした。ドル円相場は上下変動しながらの円高傾向が続いています。


今後については、引き続き主に米国経済指標の発表を睨みながら推移しそうです。米国経済指標の予想については、足下ではトランプ新政権による政策発表のネガティブ面が強く出ていることから、いずれ払拭されることでポジティブ面が顕在化、強い内容に変化すると見ます。ただし、時期については心理的な影響が強く、事後的に判明する可能性が高そうです。


 

Comments


Featured Posts
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
Recent Posts
Archive
bottom of page