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世界序列~変動中の可能性

世界経済は底入れを探っています。11月の米国 ISM製造業購買担当者景気指数は48.4と事前予想を上回り、底入れ感が強まりました。来年1月の米国トランプ政権の発足が見通される中で、景況感の改善が見てとれます。物価は関税率引き上げ、移民政策、トランプ減税などインフレ圧力の高まりが予想され、市場では日米金利差は縮小しづらいとの見方が優勢です。欧州経済は中国向け輸出不振などにより減速感が強まっています。中国で超大型景気対策が実施される見込みにあることが報じられており、中国での景況感改善はリスク選好性を高める要因となります。当面、ドル円相場はレンジで推移しながらも、底堅い展開が見込まれます。


国際経済の中で、日本はエネルギーとデジタル赤字に苦しみ、先進国の中で序列の低下に歯止めがかけられない情勢です。国力の地盤低下とともに、財務省や自民税調など体制側の権威には陰りが見え、レントシーキング、すなわち既得権益は、国民不満に直面し持ちこたえられなくなってきたようです。年収の壁やガソリンの暫定税率廃止など、これまで聖域となっていた税制分野にメスが入ることになりました。


兵庫県での県政混乱で表面化したのは、旧メディアの報道しない自由です。フランス革命以降、近代メディアは為政者の統治手段であり続けました。ここにきて、パワーの源泉である報道しない自由は、SNSにより切り崩され、その流れは日本にも到達したようです。


コロナ禍を経て、流動性の増す内外情勢に直面し、ディレクション、基準の策定が個人レベルでも重要です。近現代史は大きな転換点を迎えています。


第4次産業革命により、無線端末であるスマホ、SNSの爆発的世界普及、チャットGPTによる人間知能の置き抱えとAIによる電力消費量の高さ、それに相克する脱炭素が主軸として人間社会、世界序列に変革をもたらしています。2010年代までが近代でくくられ、それ以降は新しい現代になったと見ます。

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